今回の気になることは「長短金利逆転!炭鉱のカナリアさえも楽しめるか?」です
米国債の長期と短期の金利が逆転し、炭鉱のカナリアと言われる景気後退の
シグナルが点灯しました
今一度、自分の投資戦略をチェックしましょう
1.長短金利逆転
リーマンショックから立ち直り、10年に渡る長い景気拡大を経ていますが、直近の
米中貿易戦争を起に、世界経済の景気後退を懸念し、米国債の長期金利が急低下し、
短期との金利が10年ぶりに逆転しました
長短金利逆転により、米国ダウは反応し800ドルの大幅な下落を記録しました
2.炭鉱のカナリア
長短金利逆転は、過去の景気後退時のITバブル崩壊、リーマンショックの直前にも
発生しており、景気後退の先行指標・シグナルとして注目されています
炭鉱作業の有毒ガスを人間よりも先にカナリアが察知することに例えられ、長短金利
逆転は、景気後退の炭鉱のカナリアと言われ、株価急落につながっています
3.暴落時の混乱
今回の株価急落は、3%程度の大幅下落となり、市場は慌てました
しかし、ITバブル崩壊、リーマンショック時は40~50%とまさに桁違いの規模の大きさです
今回のような大幅下落により、含み益縮小や含み損拡大を被った方が大勢を占めている
と思いますが、大暴落に備えて、投資方針を再点検するチャンスにしましょう
投資家の最大の敵は、自分です
今回のような大幅下落でも弱気になりますが、大暴落時となると、資本主義の終わり
かと世の中に蔓延して、株式投資に失望感を感じ、株市場から撤退してしまい、
大損失を被ることにもなるでしょう
4.試される投資方針
暴落時に撤退せずに、市場に残り続けることが、大きな果実を得ることになり、
暴落時に撤退するか、残り続けるかが、紙一重の行動で大きな格差になり得るでしょう
暴落時に、市場に残り続ける投資方針を考えましょう
最も安全なのは、現金です
リスク側は、株、さらにレバレッジ..
暴落時にどれくらいまで下がるか想定します
米国大型株がリーマンショック・ITバブル時に40~50%低下なので、50%低下とする
さらに、我々日本に住む人は、円高による為替影響を受けさらに60%低下までは、
過去の経験値から十分予想されます
大暴落時に米国大型株60%低下までが、一定の目安です
さらに、収入も減って社会不安が大きくなります
これを基本として、市場に居続ける投資を行いましょう
逃げ足速く逃げようとして、タイミング次第で大きな損失を抱える可能性もあるので、
まずは逃げずにじっと我慢できる資産配分とする
極端にわかりやすく言うと、無くなっても問題ない余裕資金とそうでない
必要資金に分けます
今回の3%の下落で、眠れないようなストレスに陥るようなリスク資産の多い
資産配分は見直した方が良いでしょう
逆に、暴落を待ち現金のみのポジションを取ると、暴落がなかったここ10年で
数倍にもなった株式投資を恩恵を一切受けることができません
5.タイプA:株でひと儲けしたい人
ひと儲けしたくて、リスク資産の株やレバレッジにフルポジションを取る場合、
ギャンブルと同じで、当たる確率もありますが、ほんの一握りです
大儲けした人は、雑誌やメディアに頻繁に目にするので、うらやましいですが...
6.タイプB:余裕資金で株式投資をしている人
必要資金・余裕資金を定期的に確認して、大幅下落・大暴落時に退場しないように
チェックしましょう
7.タイプC:年収も貯金も少ない人はどうするか
年収も貯金も少なく余裕資金がない人はどうするか?
余裕資金ができるまで、貯金を増やしましょう、貯金でできた少額の余裕資金を
株式投資に資産配分するべきです
8.大方の人は、タイプA+B
大方の人が、このタイプで余裕資金での投資とひと儲けを揺さぶられながら、
日々投資活動を行っていると思います
中でも、インデックス積み立てのほったらかし投資をメインに、個別銘柄売買を
サブで行っている人が、かなり多いかと思います
メインとサブの配分見直しや個別銘柄の売買により、資金を増やすことになり、
投資の面白みでもあり、時には資産を減らし、苦しい対象となっています
9.大暴落さえも楽しみたい
大暴落は皆、避けたいものです
しかし、長い歴史が示すように避けられないイベントです、しかもいつ来るか
予測不能と言っていいでしょう
当てられた人はまぐれですが、天才と後日褒め称えられますが....
大暴落しても、超長期的には、何度でも立ち上がり、再び上昇をもたらす事実が
あります
人間のもっと良くなりたい本能がもたらす経済力がベースにあるのでしょう
従って、いつでも明日にでも大暴落が来ても、大ピンチだけど、大チャンスでも
あるから、また頑張ろうと前向きになれる楽しみをも見出せるような資産配分・
投資をいつも心がけましょう
自分の年齢、家族構成、年収、資産....に対して、リターンを追求し過ぎていないか?いつの間にかリスクを取り過ぎていないか?
今回の長短金利逆転による株価大幅下落もいい機会です、炭鉱のカナリアもキッカケ
に、定期的に自己点検を行い、いつか来る大暴落時さえも投資を楽しめるように
心掛けましょう
自分の将来に向かって、リスクとリターン、時間軸を考えて行動しよう
投資は自己責任で、よりよい資産運用を!!
本件、少しでも参考になれば幸いです
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