投資家シロヤマ 初心者の「気になること」

株式投資初心者の「気になること」を取り上げます、多様で複雑な経済状況・市場動向のインプットに対して、わかりやすく分析・予想を行い、どのように資産運用・投資行動するか、サポートします

G20米中首脳会談を経て、2019年下期予想!

今回の気になることは「G20米中首脳会談を経て、2019年下期予想!」です



6/29に、G20に合わせて米中首脳会談が行われました
両国は通商協議を再開することを合意し、アメリカは追加関税見送りました
米中貿易戦争を取り巻く環境から、2019年下期の市場見通しを立て、
今後の投資行動を考えましょう

 

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1.G20米中首脳会談の概要

G20大阪サミットに出席するため日本を訪れた、アメリカのトランプ大統領と
中国の習近平国家主席が首脳会談を行い、先月、事実上決裂した貿易交渉を
再開し継続することで一致しました
トランプ大統領は、首脳会談が不調に終わった場合に発動する意向を示していた、
中国からの輸入品に対する3000億ドル分の追加の関税の上乗せを見送ったことを明らかにしました。


2.米中は、何が食い違うのか

中国は、「中国製造2025」という産業成長の長期戦略を打ち出しました
中国製造2015は、フェーズ1の2015~2015をはじめ、フェーズ2(2025~2035)、
フェーズ3(2035~2045)の30年にわたるハイテク分野を含む長期戦略を示しています

アメリカが不満なのは、中国は、米国をはじめ海外の先端技術を一方的に集め、中国メーカに補助金を出し、中国の市場解放しないこと、さらに、先端技術・経済規模について米国を凌駕して、覇権を伺う存在になりつつある

3.日米貿易戦争を振り返る

一方、過去の大きな貿易摩擦として、日米貿易戦争を振り返る

日本は、戦後米国支援のもと、復興を遂げ、世界トップクラスの経済規模まで成長している
当時、米ソ冷戦の中で、日米同盟を強化する中で日本は経済発展を遂げています
経済成長する中で、米国の大きな不利益となる1960年代後半の繊維産業をはじめ、カラーTVなどの白物家電、自動車、半導体で大きな貿易戦争を経験している
米国は、為替是正などで日本を抑制し、結果的に1991年のバブル崩壊で日本は自滅した


4.日米と米中の貿易戦争の違い

日米関係は、日本は敗戦国として在日米軍基地を抱え、米国が許容される範囲で経済活動をしている安全保障上の主従関係がある

米中関係は、日米のような主従関係はないので、経済でもめると、軍事衝突の可能性も十分にあり、両国とも核保有国であり、被害規模は非常に大きい
中国は、社会主義国であり、米国と社会構造が大きく異なる


5.米中貿易戦争はいつ終わるか?

主従関係のある日米間の貿易戦争が20年を超える期間を有しています
主従関係のない米中間の貿易戦争は、はるかに長い期間がかかるでしょう、長い米中

冷戦時代のはじまりに、現在は位置していると思います


6.2019年下期の見通し

今後、米中貿易戦争は、長い冷戦時代が続くとして、一方、グローバル経済の潮流としては、リーマンショックを経て大規模金融緩和、低インフレ時代にあり、アメリカの好景気期間が戦後最長レベルです
これまでに経験したことがない経済環境だと思います
過去の歴史を参考に、全体を見て直近の投資戦略を立てる必要があります

2019年下期の見通しを立てる上で、最も注視することは、米中貿易戦争でしょう
そこに、アメリカの2020年秋の大統領選挙が絡み、徐々にヒートアップする可能性が高いです

 

下期序盤は、今回の米中首脳会談を経て通商協議の前進により、米国株価上昇・史上最高値更新が期待できます
さらに、景気減速懸念により予防的利下げが取られると、急上昇する可能性が高いです

 

下期後半については、米中通商協議は、習近平長期政権体制下で長期戦と考える中国と
アメリカ大統領選挙が近づきトランプ大統領が短期決戦を焦り揉め始める構図が浮き彫りになると思われ、下期後半は、中国・トランプ・FRB利下げニュースにより、株価の上下が激しくなり、PERは軟調となり上値は抑えられるでしょう

 

日本株は、米国株同様の上昇要因がありますが、悪材料として、米国の利下げに伴う円高、10月の消費増税に伴う景気冷え込み等により出遅れ感が高まるでしょう
日経平均のPERは、過去5年の平均14倍に対して、現状12倍と15%程度の割安感があり、米中関係や米大統領選の晴れ間に、日本独自の悪材料を通過したタイミングで急上昇しそうです

 

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アメリカ ダウ30種平均 と 日経平均 の推移

 

 

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アメリカ ダウ30種平均 PER推移

 

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日経平均 PER推移

 

7.まとめ

・米中首脳会談で通商協議を再開することを合意し、アメリカは追加関税を見送った

 

・日米は、主従関係があり、貿易戦争終結には20年強かかった、米中は主従関係が

   なく、社会構造が異なるため、貿易戦争はもっと長い期間がかかる

 

・中国は、習近平長期政権で長期戦の構え、アメリカは大統領選を2020年秋に

    控え、トランプ大統領が短期決戦を狙い、徐々に揉めていく

 

・2019年下期序盤は、米中通商協議前進で株価上昇・史上最高値更新へ

 

・下期後半は、通商協議が揉め始めて、大統領選挙対策、FRB利下げニュースが

   交錯し、株価が上下振れが大きく、上値が抑えられると予想
 

 

     自分の将来に向かって、リスクとリターン、時間軸を考えて行動しよう 
  投資は自己責任で、よりよい資産運用を!!
 
  本件、少しでも参考になれば幸いです
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